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第6章 (ガラチヤ書)

 第二項 特別の勸告。

1 兄きゃう弟だい等たちよ、人ひと若もし誘いざなはれて過あやまつ事ことありとも、汝なんぢ等らは靈れいに導みちびかるる者ものなれば、己おのれも亦また誘いざなはるる事ことあるべきを省かへりみて、柔にう和わなる精せい神しんを以もって之これを改かい善ぜんせしめよ。 2 汝なんぢ等らは互たがひの荷にを負おへ、然しからばキリストの律りっ法ぱふを全まったうすべし。 3 蓋けだし人ひと何なに者ものにも非あらざるに、何なに者ものかなりと思おもふは自みづから欺あざむくなり。 4 各おのおの己おのが行ぎゃう狀じゃうを試ためし見みよ、然しからば他た人にんに對たいして誇ほこらず、己おのれのみによりて誇ほこるならん、 5 其そは人ひと各おのおの己おのが荷にを負おふべければなり。
6 敎をしへを學まなぶ人ひとは、學まなばしむる人ひとに一切いっさいの所有物もちものの内うちを分わけ與あたへよ。 7 自みづから欺あざむく勿なかれ、神かみは侮あなどられ給たまふものに非あらず、 8 人ひとは其その撒まきし所ところを刈かり取とらん、即すなはち己おのが肉にくの爲ために蒔まく人ひとは、又また肉にくより腐ふ敗はいを刈かり取とり、靈れいの爲ために撒まく人ひとは、又また靈れいより永えい遠ゑんの生せい命めいを刈かり取とらん。 9 我われ等らは善ぜんを爲なすに倦うむべからず、其そは時じ機き至いたらば、倦うまずして刈かり取とるべければなり。 10 然されば暇いとまある間あひだは、我われ等らは衆しゅう人じん特ことに信しん仰かうの家か人じんに善ぜんを爲なすべし。

結末。

11 看みよ、我われ手てづから如何いかなる大たい字じにて汝なんぢ等らに書かき贈おくれるかを。 12 凡すべ肉にくに於おいて人ひと心こころを獲えんと欲ほっする人ひとは、强しひて汝なんぢ等らに割かつ禮れいを受うけしむ、是これ唯ただキリストの十じふ字じ架かによりて迫はく害がいを受うけざらん爲ためのみ。 13 斯かく割かつ禮れいを受うくる人々ひとびとが、自みづから律りっ法ぱふを守まもらずして汝なんぢ等らに割かつ禮れいを受うけしめんとするは、汝なんぢ等らの肉にく身しんに就つきて誇ほこらん爲ためなり。
14 我われは我わが主しゅイエズス、キリストの十じふ字じ架かに於おいての外ほかは決けっして誇ほこる事ことなかるべし。彼かれを以もって世よは我われに取とりて十じふ字じ架かに釘つけられたるものにして、我わが世よに於おけるも亦また然しかり。 15 蓋けだしキリスト、イエズスに於おいて價か値ちあるは、割かつ禮れいに非あらず無む割かつ禮れいに非あらず、新あたらなる被ひ造ざう物ぶつなり。 16 誰たれにもあれ、此この法ぱふに從したがへる人々ひとびとの上うへに、冀こひねがはくは平へい安あんと慈じ悲ひとあれかし、神かみのイスラエルの上うへにも亦また然しかあれかし。 17 今いまより後のち誰たれも我われを煩わづらはすべからず、其そは我わが主しゅイエズスの傷きづ痕あとを身みに負おへばなり。 18 兄きゃう弟だい等たちよ、願ねがはくは我わが主しゅイエズス、キリストの恩おん寵ちょう、汝なんぢ等らの靈れいと共ともに在あらん事ことを、アメン。