26_02

第8章 (コリンフ後書)

1 兄弟けいていよ、我われはマケドニヤの諸しょ教けう會くわいに賜たまはりし神かみの恩おん寵ちょうを爾なんぢ等らに知しらしむ、 2 卽すなはち彼かれ等らは大おほいに患くわん難なんに試こころみらるる時とき、喜よろこびに充みち、又また彼かれ等らの甚はなはだしき貧ひん窮きゅうは彼かれ等らが廉れん潔けつの富とみに豐ゆたかなり。 3 蓋けだし彼かれ等らは其その力ちからに循したがひ、且かつ其その力ちからに逾こえて、甘あまんじて施ほどこす、我われ之これを證しょうす。 4 彼かれ等らは熱ねっ切せつに我われ等らに、其その惠施めぐみと聖せい徒との爲ためにする職つとめに與あづかる分ぶんとを、受うけんことを求もとめたり。 5 此これ唯ただ我われ等らが望のぞみし所ところの如ごときのみならず、乃すなはち彼かれ等らは己おのれを以もって先さきづ主しゅに、及および神かみの旨むねに依よりて我われ等らに委ゆだねたり。 6 故ゆゑに我われ等らはティトに、其その爾なんぢ等らの中うちに此この惠施めぐみの事ことをも始はじめしが如ごとく、亦また之これを終をへんことを求もとめたり。 7 爾なんぢ等ら凡およその事ことに、卽すなはち信しんに、言ことばに、知ち識しきに、凡およその熱ねっ心しんに、我われ等らに於おける爾なんぢ等らの愛あいに富とめるが如ごとく、此この惠施めぐみにも富とみむべし。 8 我わが此これを言いふは、命めいずるに非あらず、乃すなはち他た人にんの熱ねっ心しんに緣よりて爾なんぢ等らの愛あいの實まことを試こころみるなり。 9 蓋けだし爾なんぢ等らは我われ等らの主しゅイイスス ハリストスの惠施めぐみを知しる、彼かれは富とめる者ものにして、爾なんぢ等らの爲ために貧まづしき者ものと爲なれり、爾なんぢ等らが彼かれの貧まづしきに因よりて富とめる者ものと爲ならん爲ためなり。 10 我われ此この事ことに於おいて勸諭すすめを與あたふ、蓋けだし是これ爾なんぢ等らの爲ために益えきなり、爾なんぢ等らは之これを行おこなふのみならず、之これを望のぞむことをも、他たに先さきだちて、去きょ年ねんより始はじめたればなり。 11 今いま其その行おこなふ所ところを成じゃう就じゅせよ、爾なんぢ等らが志こころざしを立たてて望のぞみし如ごとく、斯かく此この事ことの爾なんぢ等らの所しょ有いうに循したがひて、成じゃう就じゅせられん爲ためなり。 12 蓋けだし若もし志こころざしあらば、其その納いれらるること、人ひとの所しょ有いうに循したがふ、其その無なき所ところに循したがふに非あらず。 13 蓋けだし他たは寬舒ゆるやかにして爾なんぢ等らは苦くるしまんことを要えうするに非あらず、乃すなはち平へい均きんならんことを要えうす。 14 今いま爾なんぢ等らの有余あまりは彼かれ等らの足たらざるを補おぎなふ、後ご彼かれの有余あまりも爾なんぢ等らの足たらざるを補おぎなはん爲ためなり、斯かくして平へい均きんならん。 15 録しるして云いへるが如ごとし、多おほく斂あつめし者ものは余あまりなく、少すこしく斂あつめし者ものも足たらざるなしと。 16 神かみに感かん謝しゃす、此この爾なんぢ等らに於おける熱ねっ心しんをティトの心こころに賜たまひしに緣よる。 17 蓋けだし彼かれは我わが勸すすを納いれたり、且かつ甚はなはだ熱ねっ心しんなるに因よりて、自みづから望のぞみて爾なんぢ等らに往ゆけり。 18 彼かれと偕ともに我われ等らは一ひとりの兄弟けいていを遣つかはせり、卽すなはち福ふく音いんの爲ために悉ことごとくの教けう會くわいの中うちに頌美ほまれを得え、 19 第ただ此このみならず、諸しょ教けう會くわいより選えらばれて、我われ等らと同どう行かうして、我われ等らが主しゅの光くわう榮えいの爲ため、及および爾なんぢ等らの熱ねっ心しんの爲ために務つとむる所ところの此この惠施めぐみを攜たづさふる者ものなり。 20 此これ我われ等らの務つとに託たくする所ところの惠施めぐみの饒ゆたかなるに由よりて、人ひとの謗そしりを受うけざらんことを愼つつしむが故ゆゑなり。 21 蓋けだし我われ等らは主しゅの前まへのみならず、乃すなはち人ひとの前まへにも善よからん事ことを慮おもんぱかるなり。 22 彼かれ等らと偕ともに我われ等らは又また我わが兄弟けいていを遣つかはせり、其その熱ねっ心しんは、我われ等ら屡しばしば多おほくの事ことに於おいて、之これを試こころみたり、今いま彼かれ篤あつく爾なんぢ等らを信しんずるに由よりて、更さらに熱ねっ心しんなるなり。 23 ティトの事ことは言いはば、彼かれは我われの伴侶とも、及および爾なんぢ等らに在ありて我われの同どう勞らう者しゃなり、我わが兄弟けいてい等らの事ことを言いはば、彼かれ等らは諸しょ教けう會くわいの使し者しゃなり、ハリストスの光くわう榮えいなり。 24 故ゆゑに諸しょ教けう會くわいの前まへに於おいて、彼かれ等らに爾なんぢ等らの愛あい、及および我われ等らが爾なんぢ等らを以もって誇ほこることの虛むなしからざる證しょうを示しめせ。