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第84聖詠

1 伶れい長ちゃうに歌うたはしむ。コレイの諸しょ子しの詠えい。 2 主しゅよ、爾なんぢは已すでに憐あはれみを爾なんぢの地ちに施ほどこし、イアコフの俘とりこを歸かへせり、 3 爾なんぢの民たみの不ふ法はふを赦ゆるし、其その凡すべての罪つみを掩おほひ、 4 爾なんぢが悉ことごとくの忿いかりを罷やめ、爾なんぢが怒いかりの烈はげしきを除のぞき給たまへり。 5 我わが救すくひの神かみよ、我われ等らを起おこし、爾なんぢが我われ等らに於おける憤いきどほりを釋とき給たまへ。 6 豈あに永ながく我われ等らを忿いかり、爾なんぢの怒いかりを世よ世よに伸のべんとするか、 7 豈あに新あらたに我われ等らを活いかして、爾なんぢの民たみに爾なんぢの事ことを悅よろこばしめざらんとするか。 8 主しゅよ、爾なんぢの憐あはれみを我われ等らに顯あらはし、爾なんぢの救すくひを我われ等らに施ほどこし給たまへ。 9 我われは主しゅ神かみの言いはんとする所ところを聽きかん、彼かれは平へい安あんを其その民たみと其その選えらびし者ものに謂いはん、唯ただ願ねがはくは彼かれ等らは再ふたたび無む智ちに陷おちいらざらん。 10 此かくの如ごとく彼かれの救すくひは彼かれを畏おそるる者ものに邇ちかし、光くわう榮えいの我わが地ちに居をらん爲ためなり。 11 慈じ憐れんと眞しん實じつと相あひ交まじはり、義ぎと和わ平へいと相あひ接せっ吻ぷんせん、 12 眞しん實じつは地ちより出いで、義ぎは天てんより臨のぞまん、 13 主しゅは、幸かう福ふくを與あたへ、我わが地ちは其その果みを與あたへん、 14 義ぎは彼かれの前まへに行ゆき、其その足あしを路みちに立たてん。