26_02

第4章 (イアコフ公書)

1 爾なんぢ等らの中うちに戰闘たたかひと爭競あらそひとは何なによりするか、此ここより、卽すなはち爾なんぢ等らの百ひゃく體たいの中うちに戰たたかふ諸しょ慾よくよりするに非あらずや。 2 爾なんぢ等ら貪むさぼれども、得えず、殺ころし嫉ねためども、及およぶ能あたはず、爭あらそひ闘たたかへども、得えず、求もとめざるが故ゆゑなり。 3 求もとむれども、受うけず、爾なんぢ等らの慾よくの爲ために費つひやさんとしても、妄みだりに求もとむるが故ゆゑなり。 4 姦淫いんの男なん女にょよ、爾なんぢ等らは、世よの友ともたるは、是これ神かみに對たいして仇あだたるを知しらざるか、故ゆゑに世よの友ともと爲ならんと欲ほつする者ものは、神かみの仇あだと爲なるなり。 5 爾なんぢ等ら或あるひは聖せい書しょの言いふ所ところを虛むなしと意おもふか、曰いはく、我われ等らの中うちに居をる神しん゜は、愛あいして嫉ねたみに至いたると、 6 然しかれども更さらに大おほいなる恩おん寵ちょうを賜たまふ、故ゆゑに曰いはく、神かみは誇ほこりる者ものに敵てきし、謙へりくだる者ものに恩おん寵ちょうを賜たまふと。 7 是これを以もつて爾なんぢ等ら神かみに服ふくし、惡あく魔まに敵てきせよ、然しからば彼かれ爾なんぢ等らより逃のがれん。 8 神かみに近ちかづけ、然しからば、彼かれ爾なんぢ等らに近ちかづかん。罪ざい人にんよ、爾なんぢ等らの手てを淨きよくせよ、二ふた心ごころの者ものよ、爾なんぢ等らの心こころを潔きよくせよ。 9 苦くるしめ、哀かなしめ、哭なけ、爾なんぢ等らの笑わらひは哀かなしみに、歓よろこびは憂うれひに變へんずべし。 10 主しゅの前まへに自みづから卑ひくくせよ、然しからば彼かれ爾なんぢ等らを高たかくせん。 11 兄弟けいていよ、相あひ謗そしる勿なかれ、其その兄弟けいていを謗そしり、或あるひは其その兄弟けいていを議ぎする者ものは、律りつ法ぱふを謗そしり、又また律りつ法ぱふを議ぎするなり、爾なんぢ若もし律りつ法ぱふを議ぎせば、律りつ法ぱふを行おこなふ者ものに非あらず、乃すなはち審判しんぱん者しゃなり。 12 立りつ法ぱふ者しゃ及および審判しんぱん者しゃ、能よく救すくひ能よく滅ほろぼす者ものは一ひとりなり、爾なんぢ他た人にんを議ぎする者ものは誰たれぞ。 13 今いま聽きけ、爾なんぢ等ら、今こん日にち或あるひは明みゃう日にち我われ等ら某それがしの邑まちに往ゆき、一いち年ねん彼處かしこに居をり、貿易ぼうえきして利りを獲えんと言いふ者ものよ、 14 爾なんぢ等らは明みゃう日にち如い何かにならんを知しらず、蓋けだし爾なんぢ等らの生命いのちは何なにぞ、暫しばらく現あらはれて遂つひに消きゆる霧きりなり。 15 爾なんぢ等らは之これに易かへて云いふべし、若もし主しゅの旨むねに適かなひ、又また我われ等ら生いきば、此これ或あるひは彼かれを爲なさんと。 16 爾なんぢ等ら驕おごりに依よりて高たかぶる、凡およそそ此かくの如ごとき高こう慢まんは惡あくなり。 17 故ゆゑに善ぜんを行おこなふを知しりて、之これを行おこなはざる者ものは罪つみあり。