26_02

第1章 (エフェス書)

1 パワェル、神かみの旨むねに由よりてイイスス ハリストスの使し徒とと爲なれる者ものは、エフェスに在ある聖せい徒と、ハリストス イイススに於おいて信しんなる者ものに書しょを達たっす。 2 願ねがはくは恩おん寵ちょうと平へい安あんとは、神かみ我われ等らの父ちち及および主しゅイイスス ハリストスより爾なんぢ等らに賜たまらんことを。 3 祝しゅく讚さんせらるる哉かな神かみ、我われ等らの主しゅイイスス ハリストスの父ちち、彼かれはハリストスに緣よりて、天てんに於おいて、凡およその屬ぞく神しん゜の祝しゅく福ふくを以もって、我われ等らを祝しゅく福ふくせり。 4 蓋けだし我われ等らを創さう世せいの先さきより彼かれの中うちに簡えらべり、我われ等らが彼かれの前まへに愛あいを以もって、聖せいにして、疵きずなからん爲ためなり。 5 我われ等らは其その旨むねの惠めぐみに循したがひて、イイスス ハリストスに由よりて、己おのれの子こと爲なさんことを預よ定ていせり、 6 其その至し愛あいの者ものに在ありて我われ等らに賜たまはりし恩おん寵ちょうの光くわう榮えいの讚さん美びせられん爲ためなり。 7 我われ等ら彼かれに在ありて、其その恩おん寵ちょうの豐厚ゆたかなるに循したがひて、其その血ちを以もって贖あがなひを蒙かうむり、諸しょ罪ざいの赦ゆるしを得うるなり。 8 神かみは我われ等らに其その恩おん寵ちょうを增ぞう加かして、凡およその智ち慧ゑと知ち識しきとを賜たまへり。 9 蓋けだし神かみは預あらかじめ彼かれの内うちに藏をさめたる己おのれの惠めぐみに循したがひて、我われ等らに其その旨むねの奥おく義ぎを示しめせり。 10 是これ定さだめたる期きの滿みつるに届いたりて、天てんに在あり地ちに在ある萬ばん物ぶつをハリストスの下もとに歸き一いつせしめんとする者ものなり。 11 彼かれに在ありて我われ等ら嗣子よつぎと爲なれり、蓋けだし己おのれの意いの欲ほっする所ところに随したがひて萬ばん事じを行おこなふ者ものの旨むねに緣よりて、預あらかじめ之これが爲ために定さだめられたり、 12 我われ等ら先さきにハリストスを賴たのめる者ものが、彼かれの光くわう榮えいの讚さん美びを爲なさん爲ためなり。 13 彼かれに在ありて、爾なんぢ等らも眞しん實じつの言ことば、爾なんぢ等らの救すくひの福ふく音いんを聞きき、且かつ彼かれを信しんじて、許きょ約やくの聖せい神しん゜に印いんせられたり、 14 是これ我われ等らの嗣し業げふの聘へい質しにして、業げふの贖あがなひを爲なす者もの、彼かれの光くわう榮えいを讚さん美びせしむる者ものなり。 15 故ゆゑに我われも、爾なんぢ等らがハリストス イイススに於おける信しん、及および衆しゅう聖せい徒とに於おける愛あいの事ことを聞ききて、 16 断たえず爾なんぢ等らの爲ために感かん謝しゃし、我わが祈き禱たうの時ときに爾なんぢ等らを記き憶おくす。 17 願ねがはくは我われ等らの主しゅイイスス ハリストスの神かみ、光くわう榮えいの父ちちは、爾なんぢ等らに智ち慧ゑと黙もく示しとの神かみを與あたへて、彼かれを識しらしめ、 18 及および爾なんぢ等らが心こころの目めを明あきらかにせんことを、爾なんぢ等らが其その召めしの望のぞみ如何いかん、其その聖せい徒との爲ために備そなふる嗣し業げふの光くわう榮えいの豐厚ゆたかなること如何いかん、 19 及および我われ等ら、彼かれが權けんの力ちからの行かう爲ゐに由よりて信しんじる者ものの中うちに、其その能のうの極きはめて大おほいなること如何いかんを知しらん爲ためなり。 20 蓋けだし彼かれは其その力ちからをハリストスの中うちに顯あらはして、之これを死しより復ふく活くわつせしめ、之これを己おのれの右みぎに天てんに坐ざせしめて、 21 凡およその首しゅ領りゃう、權けん柄ぺい、主しゅ制せい、及および凡およそ此この世よのみならず、來きた世よにも稱となふる所ところの名なの上うへに置おき、 22 且かつ一切いっさいを以もって其その足そく下かに服ふくせしめ、彼かれを一切いっさいの上うへに立たてて教けう會くわいの首かしらと爲なせり、 23 教けう會くわいは乃すなはち彼かれの身みにして、一切いっさいを以もって一切いっさいを滿みつる者ものの充じゅう滿まんなり。