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第83聖詠

1 伶れい長ちゃうにゲフの樂がく器きを以もって歌うたはしむ。コレイの諸しょ子しの詠えい。 2 萬ばん軍ぐんの主しゅよ、爾なんぢの住所すまひは何なんぞ愛あいすべき。 3 我わが靈たましひは厚あつく慕したひて主しゅの庭にはを望のぞみ、我わが心こころ我わが身みは生せい活くわつの神かみに馳はす。 4 萬ばん軍ぐんの主しゅ、我わが王わう、我わが神かみよ、雀すずめも己おのれの宿やどを獲え、燕つばめも己おのれの巣すを獲えて、雛ひなを爾なんぢが祭さい壇だんの傍かたはらに置おく。 5 爾なんぢの家いへに住すむ者ものは福さいはひなり、彼かれ等らは常つねに爾なんぢを讚ほめ揚あげん。 6 力ちからを爾なんぢに恃たのみ、心こころの路みちを爾なんぢに向むくる人ひとは福さいはひなり。 7 彼かれ等らは涙なみだの谷たにを過とほりて、其その中うちに泉いづみを得え、雨あめは降かう福ふくにて之これを覆おほふ、 8 彼かれ等らは力ちからにより力ちからに進すすみ、シオンに於おいて神かみの前まへに顯あらはる。 9 主しゅ萬ばん軍ぐんの神かみよ、我わが禱いのりを聽きけ、イアコフの神かみよ、聽きき納いれ給たまへ。 10 神かみ、我われ等らを衞まもる主しゅよ、俯ふして爾なんぢが膏あぶらつけられし者ものの面おもてを視みよ。 11 蓋けだし一いち日にち爾なんぢの庭にはに在あるは千せん日にちに勝まさる、我われ惡あく者しゃの幕まくに住すまんよりは、寧むしろ神かみの家いへの閾しきみの傍かたはらに居をらん。 12 蓋けだし主しゅ神かみは日ひなり、盾たてなり、主しゅは恩おん寵ちょうと光くわう榮えいとを賜たまふ、行おこなひの玷きずなき者ものより幸かう福ふくを奪うばはず。 13 萬ばん軍ぐんの主しゅよ、爾なんぢを恃たのむ人ひとは福さいはひなり。