26_01

第4章 (マルコ福音)

1 また海濵うみべおいをしはじめしに、おほくのたみかれもとあつまりたれば、かれふねのぼりて、うみし、たみみなうみ沿ひて、をかりき。 2 すなはちおほくのたとへもっかれをしへたり、そのをしへおいかれへり、 3 これけ、たねものかんためでたり。 4 ときみちかたはらちしものあり、とりきたりて、これつひばめり。 5 つちうすいしちしものあり、つちふかからざるにりて、ただちでしが、 6 でてのちしぼみ、なきにりて、れたり。 7 いばらうちちしものあり、いばらきて、これおほひたれば、むすばざりき。 8 よきちしものあり、すなはちはつちゃうずるむすびて、あるひさんじふばいあるひろくじふばいあるひひゃくばいれり。 9 またへり、みみありてくをものくべし。 10 たみさんじてのちかれめぐれるものじふともに、かれたとへことへり。 11 かれこれへり、なんぢにはかみくにおうることあたへられたれども、そとものにはすべたとへもちゐる、 12 けだしかれれどもず、きてけどもさとらず、おそらくはてんじてそのつみゆるされん。 13 またかれふ、なんぢたとへさとらざるか、しからば如何いかにしてすべてのたとへらん。 14 ものことばくなり。 15 みちかたはらちたるものは、かるることばきてのちただちにサタナきたりて、かれこころかれたることばうばふ。 16 いしかれたるものは、おなじくことばきて、ただちよろこびてくれども、 17 おのれなきがゆゑ暫時しばらくのみ、のちことばためかんなんあるひ窘逐きんちくはば、ただちつまづく。 18 いばらうちかれたるものは、ことばけども、 19 おもんぱかりと、貨財たからまどひと、そのよくとはりて、ことばおほひて、むすばしめず。 20 沃壌よきちかれたるものは、ことばきて、これけ、むすぶこと、あるひさんじふばいあるひろくじふばいあるひひゃくばいなり。 21 またかれへり、ともしびきたるはあにこれますしたあるひとこしたかんためなるか、これとうだいうへかんためあらずや。 22 かくれてあらはれざるものなく、かくしてあらはならざるものなし。 23 みみありてくをものくべし。 24 またかれへり、ところつつしめ、なんぢなにますもってかひとはからば、くのごとなんぢにもはかられん、かつなんぢものくはへられん。 25 けだしてるものは、これあたへられ、たざるものは、そのてるものも、これよりうばはれん。 26 またへり、かみくにひとたねとうずるがごとし、 27 よるひるき、たね如何いかはつちゃうずるをらず。 28 けだしみづかはじめなへつぎしゃうじ、つぎうちこくたす。 29 じゅくするにおよびて、ただちかまつかはす、ときいたりたればなり。 30 またへり、われかみくになになぞらへんか、そもそもなにたとへもっこれたとへんか、 31 からしだねごとし、そのかるるときは、じゃうことごとくのたねよりちひさしといへども 32 かれたるのちは、でて、ことごとくのさいよりおほいになり、おほいなるえだいだし、天空そらとりそのかげむをべきにいたる。 33 イイススくのごとおほくのたとへもって、かれくをところしたがひて、をしへべたり。 34 たとへあらずしては、かれかたらざりき、どくしょときことごとこれそのもんけり。 35 そのくれおよびて、かれふ、われきしわたるべし。 36 かれたみらしめて、かれなほふねるままりてけり、ふねまたかれともりき。 37 颶風はやておほいおこり、なみふねりて、ほとん滿つるにいたれり。 38 ときかれ舟尾ともりて、まくらしてねたり、かれましていはく、よ、われほろぶるをなんぢかへりみざるか。 39 かれきて、かぜいましめ、うみへり、もだせ、しづまれ、かぜすなはちみて、おほいおだやかになれり。 40 またかれへり、なんぢ何爲なんすれぞくのごとおそるる、なんしんなき。 41 かれおほいおそれて、たがひへり、なんぴとぞ、かぜうみまたかれしたがふ。

No comments: