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第43聖詠

1 伶れい長ちゃうに歌うたはしむ。コレイの諸しょ子しの教けう訓くん 2 神かみよ、我われ等らは己おのれの耳みみにて聞きけり、我わが列れっ祖そは爾なんぢが彼かれ等らの日ひ、卽すなはち古いにしへの日ひに行おこなひし事ことを我われ等らに述のべたり。 3 爾なんぢは己おのれの手てにて諸しょ民みんを滅ほろぼして、彼かれ等らを植うゑ、諸しょ族ぞくを撃うちて、之これを逐おひ出いだせり、 4 蓋けだし彼かれ等らは己おのれの劔つるぎを以もって地ちを得えたるに非あらず、彼かれ等らを救すくひし者ものは己おのれの臂ひぢに非あらず、卽すなはち爾なんぢが右みぎの手て、爾なんぢの臂ひぢ、爾なんぢが顏かんばせの光ひかりなり、蓋けだし爾なんぢは彼かれ等らを愛あいせり。 5 神かみ我わが王わうよ、爾なんぢは古いにしへに異ことならず、願ねがはくは救すくひをイアコフに賜たまへ。 6 我われ等ら爾なんぢと偕ともに角つのを以もって我わが敵てきを衝つき破やぶらん、爾なんぢの名なに賴よりて我われ等らを攻せむる者ものを践ふまん、 7 蓋けだし我われは我わが弓ゆみを賴たのむに非あらず、我わが劔つるぎは我われを救すくはんとするに非あらず、 8 乃すなはち爾なんぢは我われ等らを我わが敵てきより救すくひ、我われ等らを疾にくむ者ものを辱はづかしめん。 9 我われ等らは日ひ日び神かみを以もって己おのれの誉ほまれとなし、永ながく爾なんぢの名なを讚さん榮えいせん。 10 然しかれども今いま爾なんぢは我われ等らを棄すて、我われ等らを辱はづかしめ、我わが軍ぐんと偕ともに出いでず、 11 我われ等らをして敵てきの前まへより退しりぞかしめたり、我われ等らを疾にくむ者ものは我われ等らを掠かすむ、 12 爾なんぢは我われ等らを羊ひつじの如ごとく食くらはるるに任まかせ、我われ等らを諸しょ民みんの間あひだに散ちらせり、 13 利りなくして爾なんぢの民たみを売うり、其その価あたひを高たかくせざりき、 14 我われ等らの隣となりの辱はづかしめに任まかせ、我われ等らを環めぐる者ものの嘲あざけりと戯たはむれとに任まかせたり、 15 爾なんぢ我われ等らを諸しょ民みんの衝ことわざとなし、異い邦はう民みんは我われ等らを見みて首かうべを搖うごかす。 16 我わが辱はづかしめは毎まい日にち我われの前まへに在あり、愧はぢは我わが面おもてを蔽おほふ、 17 我われを侮あなどりり我われを謗そしる者ものの聲こゑに因より、我われに敵てきし我われに仇あだする者ものの視みるに因よりてなり。 18 是これ皆みな我われ等らに臨のぞめり、然しかれども我われ等ら爾なんぢを忘わすれず、爾なんぢの約やくを破やぶらざりき。 19 我わが心こころ退しりぞかず、我わが足あし爾なんぢの途みちを離はなれざりき。 20 是これ爾なんぢが我われ等らを龍りょうの地ちに傷いため、我われ等らの死しの蔭かげにて蔽おほひし時ときにあり。 21 我われ等ら若もし我わが神かみの名なを忘わすれ、手てを伸のべて他たの神かみに向むかはば、 22 神かみ豈あにに之これを糺たださざらんや、彼かれは心こころの密みつ事じを知しればなり。 23 爾なんぢの爲ために我われ等ら毎まい日にち殺ころされ、人ひとの我われ等らを視みること、屠ほふりに定さだめられたる羊ひつじの如ごとし。 24 主しゅよ、起おきよ、何なんぞ寝いぬる、覺さめよ、永ながく棄すつる毋なかれ。 25 何爲なんすれぞ爾なんぢの顏かんばせを隱かくし、我われ等らの苦く難なんと我われ等らの迫はく害がいとを忘わするる、 26 蓋けだし我わが靈たましひは塵ちりに俯ふし、我わが腹はらは地ちに貼つきたり。 27 起おきて我われ等らを佑たすけよ、爾なんぢの憐あはれみに因よりて我われ等らを救すくひ給たまへ。