26_03

第26章 (使徒行録}

1 アグリッパ パウロにむかひ、なんぢみづからのためべんかいすることゆるされたるぞ、とひしかば、パウロべてことよしいひでけるは、
2 アグリッパわうよ、がユデアじんよりうったへらるるすべてのことき、まへべんかいせんことは、りてさいはひとするところなり。 3 ことさらユデアじんあひだおけくわんしふもんだいも、すべなんぢところなれば、ねがくはにんたいもっわれみみたまはんことを。
4 はじめよりエルザレムにて、わがこくみんあひだいとなみしせうねんらいせいくわつは、ユデアじんみなところにして、 5 かれもししょうめいするこころあらば、われしうけうもっとたしかなるしたがひて、ファリザイじんとしてせいくわつせしことは、もとよりこれれるなり。 6 いままたかみよりわれせんされしやくそくのぞみをくればこそ、われちて裁判さいばんくるなれ。 7 われの十二ぞくちうとなく、一向ひたすらかみ禮拜れいはいして、このやくそくことばうするに、わうよ、このばうきてぞ、われはユデアじんよりうったへらるる。 8 かみしゃふくくわつせしめたまことを、なんぢなんしんがたしとする、 9 われに、ナザレトのイエズスのたいして、おほいにさからはざるべからず、とかつてはおもひたりしかば、 10 エルザレムにおいてもしかせり、かつさいかしらたちよりけんりょくさづりて、おほくのせいかんごくとぢめ、かつかれころさるるときこれさんせいくとうへうをなせり。 11 またしょくわいだうおい數次しばしばかればっし、ばうとくせまり、かつますますかれたいしてきゃうふんし、ぐわいこくまではくがいしつつありき。
12 かくさいかしらたちよりけんりょくきょとをて、ダマスコにおもむきしをり 13 わうよ、途次みちすがらにっちゅうに、かがやきにもまされるひかりわれおよ伴侶みちづれかこてらせるをたり。 14 われみなたふれしが、ヘブレオにて、サウロよ、サウロよ、なんわれはくがいするや、とげあるむちさからふことはなんぢりてかたし、とわれへるこゑけり。 15 われしゅよ、なんぢたれぞ、とひしにしゅのたまはく、われなんぢはくがいするイエズスなり、 16 ただきてあしにててよ、なんぢあらはれしは、なんぢててえきしゃし、かつなんぢすでことと、またあらはれてなんぢしめすべきこときてしょうにんたらしめんためなり。 17 われこのじんみんおよはうじんよりなんぢすくはん、なんぢかれつかはすは、 18 かれひらきてやみよりひかりに、サタンのけんよりかみたちかへらしめ、われおけしんかうりてつみゆるしせいちゅうはいぶんとをさせんためなり、と。 19 ればアグリッパわうよ、われてんしめそむかずして、 20 まづダマスコに人々ひとびとに、つぎにエルザレムに、つぎにユデアぜんはういたり、つぎはうじんにまでもかれ改心かいしんすべきことまた改心かいしん相應ふさはしきげふして、かみたちかへるべきことげつつありき。 21 これために、が[しん]殿でんりしとき、ユデアじんわれとらへてころさんとこころみたり。 22 れどかみのおんたすけによりて、こんにちいたるまでたふるることなく、ちひさひとにも、おほいなるひとにもしょうめいして、ところは、げんしゃたちおよびモイゼが、しゃうらいこるべしとかたりしことほかならず。 23 すなはちキリストのくるしむべきことしゃうちよりさきふくくわつして、じんみんおよはうじんひかりつたふべきことこれなり、と。
24 パウロがかたりてべんかいしつつあるほどに、フェストこゑたかく、パウロよ、なんぢくるへるなり、はくがくなんぢくるはせたり、とひしかば、 25 パウロ[ひけるは、]いとたふときフェストよ、われくるはず、かたところまことじゃうしきとのことばなり。 26 けだし[アグリッパ]わうこれことたまへば、われまたはばからずしてこれかたる。このことひとつかたすみおいおこなはれたるにあらざれば、わうれざるものなきをかくしんすればなり。 27 アグリッパわうよ、げんしゃたちしんたまふか、われそのしんたまふをれり、と。
28 アグリッパ パウロにむかひ、なんぢわれきてキリストしんじゃたらしむるに、のこれるところわづかなり、とひしかば、 29 パウロ[こたへける]は、かみまへのぞところは、わづかことらずおほことらず、ひとりなんぢのみならでける人々ひとびとまた一同いちどうこの縲絏なはめのぞくのほかは、ごとものとならんことこれなり、と。 30 このときわうそうとくとベルニケと、ならびれつ人々ひとびとたちあがりしが、 31 退しりぞきてのちかたりひて、かれけいもしくはじゅばくあたなにごとをもししことなし、とへるに、 32 アグリッパ フェストにひけるは、かのひとセザルにじゃうこくせざりしならば、ゆるさるべかりしものを、と。