26_02

第15章 (ロマ書)

1 我われ等ら强つよき者ものは强つよからざる者ものの弱よわきに負おひて、己おのれを悅よろこばしむる可べからず。 2 我われ等ら各おのおの其その隣となりを悅よろこばしめ、善ぜんを以もって其その徳とくを建たつるを致いたすべし。 3 蓋けだしハリストスも己おのれを悅よろこばしめざりき、乃すなはち錄しるされしが如ごとし、云いはく、爾なんぢを辱はずかしむる辱はずかしめは我われに及およべりと。 4 凡およそ昔むかし錄しるされし者ものは、皆みな我われ等らを訓をしへん爲ために錄しるされたり、我われ等らが忍耐にんたいと聖せい書しょの慰藉なぐさめとを以もって望のぞみを守まもらん爲ためなり。 5 願ねがはくは忍耐にんたいと慰藉なぐさめとを施ほどこす神かみは、爾なんぢ等らにハリストス イイススに循したがひて互たがひに意おもひを同おなじくすることを賜たまはん、 6 爾なんぢ等らが心こころを一いつにして、口くちを一いつにして、神かみ我わが主しゅイイスス ハリストスの父ちちを讚さん榮えいせん爲ためなり。 7 故ゆゑに爾なんぢ等ら相あひ納いるること、ハリストスが神かみの光くわう榮えいの爲ために爾なんぢ等らを納いれしが如ごとくせよ。 8 我われ言いふ、イイスス ハリストスが役えき者しゃと爲なりしは、割禮かつれいの者ものに於おいては、神かみの眞しん實じつに由よりてなり、先せん祖ぞに與あたへし許きょ約やくを成じゃう就じゅせん爲ためなり、 9 異い邦はう人じんに於おいては、矜きょう恤じゅつに由よりてなり、彼かれ等らが神かみを讚さん榮えいせん爲ためなり、錄しるされしが如ごとし、云いはく、主しゅよ、故ゆゑに我われ爾なんぢを異い邦はうの中うちに讚ほめ揚あげ、爾なんぢの名なに歌うたはん。 10 又また云いはく、異い邦はう民みんよ、彼かれの民たみと偕ともに樂たのしめ。 11 又また云いはく、諸しょ異い邦はう民みんよ、主しゅを讚ほめ揚あげよ、萬ばん族ぞくよ、彼かれを崇あがめ讚ほめよ。 12 イサイヤも亦また云いはく、イエッセイの根ねあらん、起おきて異い邦はう民みんを治をさめ、異い邦はう民みんは彼かれを賴たのまんと。 13 願ねがはくは望のぞみを施ほどこす神かみは、爾なんぢ等らを信しんに由よりて凡およその喜よろこびと平へい安あんとに充みたさん、爾なんぢ等らが聖せい神しん゜の能ちからに縁よりて望のぞみに豊ゆたかならん爲ためなり。 14 我わが兄けい弟ていよ、我われ爾なんぢ等らに於おいては、爾なんぢ等ら自みづからも仁じん愛あいに滿みち、凡およその知ち識しきに充みてられ、互たがひに相あひ訓をしへふるを能よくすることを確たしかに信しんず。 15 然しかれども兄けい弟ていよ、我わが憚る所ところなく、略書しょして爾なんぢ等らに達たっするは、聊いささか爾なんぢ等らに記き念ねんせしめん爲ためなり、是これ我われに神かみより與あたへられたる恩おん寵ちょうに因よりてなり、 16 卽すなはち我われをして、異い邦はう民みんの中うちにイイスス ハリストスの役えき者しゃと爲なり、神かみの福ふく音いんの聖せい務むを行おこなひて、異い邦はう民みんの禮物ささげものが聖せい神しん゜に成な聖せいせられて、神かみに悅よろこび納いれらるべき者ものと爲なるを致いたさしむる恩おん寵ちょうなり。 17 故ゆゑに神かみの属ぞくする事ことに於おいては、我われハリストス イイススに由よりて誇ほこる可べき所ところあり。 18 蓋けだしハリストスが我われを用もちゐて、異い邦はう人じんを神かみに服ふくせしめん爲ために、言ことばと行おこなひとを以もって、 19 休きう徴ちょう奇き蹟せきの能ちから神かみの神しん゜の能ちからに賴よりて行おこなひし事ことの外ほかは、我われ一いつも敢あへて言いはず。ハリストスの福ふく音いんは、我われに由よりてイエルサリム及および其その近傍きんばうよりイッリリクに及およぶまで滿みつるに至いたれり。 20 且かつ我わが勤つとめて福ふく音いんせしは、ハリストスの名なの已すでに稱となへられし處ところに在あらず、他た人にんの基もとづに建たてざらん爲ためなり、 21 卽すなはち錄しるされしが如ごとし、云いはく、彼かれの事ことに於おいて未いまだ示しめしを得えざりし者ものは見みん、未いまだ聞きかざりし者ものは悟さとらんと。 22 此これに縁よりて我われ屡しばしば阻はばまれて、爾なんぢ等らに詣いたるを得えざりき。 23 然しかれども今いま旣すでに此この方はうに斯かる處ところなく、且かつ多た年ねん以い來らい我われ爾なんぢ等らに詣いたらんことを願ねがへるに由よりて、 24 イスパニヤに赴おもむかん時とき、爾なんぢ等らに至いたらん。蓋けだし我われ過すぐる時とき、爾なんぢ等らを見み、先まづ爾なんぢ等らと偕ともにして略ほぼ滿-まん足ぞくしたる後のち、爾なんぢ等らが我われを彼處かしこに送おくらんことを望のぞむ。 25 然しかれども今いま我われ聖せい徒とに供きょう事じせん爲ためにイエルサリムに往ゆく。 26 蓋けだしマケドニヤ及およびアハイヤは、イエルサリムの聖せい徒との貧ひん者じゃに、或あるひる供きょう給きふを爲なさんことを喜よろこびとせり。 27 是これを爲なすを喜よろこびとせり、且かつ斯かく爲なす負おあり、蓋けだし異い邦はう人じん旣すでに彼かれ等らの属ぞく神しん゜の事ことに與あたる者ものと爲なりたれば、乃すなはち身みに属ぞくする事ことに於おいて彼かれ等らにも亦また供きょうせざるべからず。 28 故ゆゑに我われ此この事ことを畢をへ、確たしかに此この果みを彼かれ等らに付わたして後のち爾なんぢ等らに寄よりてイスパニヤに往ゆかん。 29 我われ知しる、爾なんぢ等らに至いたらん時とき、ハリストスの福ふく音いんの滿みちたる祝しゅく福ふくを以もって至いたらんことを。 30 兄けい弟ていよ、我われ等らの主しゅイイスス ハリストスに縁より、又また聖せい神しん゜の愛あいに縁よりて、我われ爾なんぢ等らに求もとむ、我われと共ともに力ちからを竭つくして我わが爲ために神かみに禱いのれ、 31 我わがイウデヤに在ある不ふ信しん者しゃより拯すくはれ、且かつ我わがイエルサリムに於おける供きょう事じの聖せい徒とに悅よろこび納いれらるべき者ものと爲ならん爲ため、 32 又また我わが神かみの旨むねに循したがひ、歡びて爾なんぢ等らに詣いたり、爾なんぢ等らと偕ともに安あん息そくを得えん爲ためなり。 33 願ねがはくは平へい安あんの神かみは爾なんぢ等ら衆しゅう人じんと偕ともに在あらんことを、アミン。