26_03

第1章 (コリント前書}

使徒聖パウロ コリント人に贈りし前書簡

冒頭。

1 かみおぼしめしりてイエズス、キリストの使されたるパウロ、ならびきゃうだいソステネス、 2 コリントにかみけうくわいすなはちキリスト、イエズスにおいせいとせられせいされたる人々ひとびとおよかれところわれところいづれのところにもりて、わがしゅイエズス、キリストのべる人々ひとびと一同いちどうに[しょかんおくる]。 3 ねがはくはわがちちにてましまかみおよしゅイエズス、キリストよりおんちょうへいあんとをなんぢたまはらんことを。
4 キリスト、イエズスにおいなんぢたまはりたるかみおんちょうきて、わがえずなんぢためわがかみかんしゃたてまつる。 5 なんぢかれおいて、すべてのをしへすべてのしきなにものにもめるものとなりたればなり。 6 けだしキリストのしょうめいなんぢうちかたくせられたれば、 7 なんぢ如何いかなるおんちょうにもくるところなくして、わがしゅイエズス、キリストのあらはたまふをてるなり。 8 かみなんぢをはりまでけんならしめ、ざいにしてわがしゅイエズス、キリストのかうりんいたらしめたまふべし。 9 そのおんにてましまわがしゅイエズス、キリストにくみすべく、なんぢたまへるかみは、しんじつにてましませばなり。

第一編 コリント信者間の分裂を咎む。
 第一項 分裂の第一原因即ち此世の智慧。

10 きゃうだいたちよ、わがしゅイエズス、キリストのによりてわれなんぢくわんこくす、なんぢみなところおなじうして、そのあひだぶんれつあることなく、どうおなせつまったあひいっせんことを。 11 けだしわがきゃうだいたちよ、クロエのいへ人々ひとびとよりはうきたりしところれば、なんぢあひだに[種々しゅじゅの]そうろんあるよし 12 われこれはんに、なんぢおのおのわれはパウロのもの、われはアポルロのものわれはケファのもの、われはキリストのものなりとふ。 13 キリストあにぶんかつせられたまひしものならんや、パウロはなんぢためじふけられしか、あるひなんぢはパウロのりてせんせられしか。 14 われなんぢうち、クリスポとカヨとのほかたれをもせんせざりしことかみかんしゃす、 15 れば一人ひとりわがによりてせんせられたりとものはあらじ。 16 なほステファナのいっをもせんしたれど、そのほかにはわれひとせんしたるをらざるなり。
17 けだしがキリストよりつかはされしは、せんするためあらずして福音ふくいんつたへんためなり。しかことばもってすべきにあらず、これキリストのじふむなしくならざらんためなり。 18 けだしじふことばほろぶるひとにはおろかなることなれども、すくはるるものすなはわれにはかみだいのうなり。 19 かきしるして、「われしゃほろぼし、けんしゃかしこさをそこなはん」、とあればなり。 20 このしゃ何處いづこにかる、りっぱふがくしゃ何處いづこにかる、ろんしゃ何處いづこにかる。かみこのならしめたまひしにあらずや。 21 けだし[のひと]はそのもって、かみぜん[のわざ]においかみみとめざりしかば、かみせんけうもっしんじゃすくふをしとしたまへり。 22 すなはちユデアじんしるしもとめ、ギリシアじんたづぬるに、 23 われじふけられたまへるキリストをのべつたふるなり。これユデアじんりてはつまづくもの、ギリシアじんりてはなることなれども、 24 されしユデアじんおよびギリシアじんりてはかみだいのうかみたるキリストなり。 25 かみなるところひとよりもさとく、かみよわところひとよりもつよければなり。
26 きゃうだいたちよ、なんぢされしものよ、にくれるしゃおほからず、いうりょくしゃおほからず、たふとものおほからず、 27 かへっしゃはづかしめんとて、かみおろかなるところたまひ、つよところはづかしめんとて、かみよわところたまひ、 28 げんところほろぼさんとて、かみいやしきところないがしろにせらるるところところをばたまひしなり。 29 これなんびとまへおいたかぶらざらんためなり。 30 なんぢかみりてこそ、われせいせいあがなひとにたまひしキリスト、イエズスにるなれ。 31 これかきしるされたるごとく、「ほこものしゅおいほこらん」ためなり。