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第94聖詠

(ダワィドの讚さん歌か)
1 來きたりて主しゅに歌うたひ、神かみ我わが救すくひの防固かために呼よばん、 2 讚さん揚やうを以もって其その顏かんばせの前まへに進すすみ、歌うたを以もって彼かれに呼よばん、 3 蓋けだし主しゅは大おほいなる神かみ、大おほいなる王わうにして諸しょ神しんに勝まさる。 4 地ちの深ふかき處ところは其その手てに在あり、山やまの頂いただきも彼かれに屬ぞくす、 5 海うみは彼かれに屬ぞくす、彼かれ之これを造つくれり、陸くがも亦また其その手ての造つくりし所ところなり。 6 來きたれ叩こう拜はい俯ふ伏ふくして、主しゅ我わが造ざう物ぶつ主しゅの顏かんばせの前まへに膝ひざを屈かがめん、 7 蓋けだし彼かれは我わが神かみなり、我われ等らは其その草くさ苑ばの民たみ、其その手ての羊ひつじなり。今こん日にち爾なんぢ等ら彼かれの聲こゑを聞きかば、 8 曾かつて野のに在ありて、試こころみの日ひに、メリワに於おけるが如ごとく、爾なんぢ等らの心こころを頑かたくなにする毋なかれ。 9 彼處かしこに在ありて、爾なんぢ等らの先せん祖ぞは我われを試こころみ、我われを驗ためし、我わが作爲しわざを見みたり。 10 四し十じふ年ねん間かん我われ其その代よに緣よりて憤いきどほれり、彼かれ等らは常つねに心こころ迷まよひ、我わが道みちを識しらざりき。 11 故ゆゑに我われは我わが怒いかりに於おいて誓ちかへり、彼かれ等らは我わが安あん息そくに入いらざらんと。