第五カフィズマ
(ダワィドの詠)
1 義人よ、主の爲に喜べ、讚榮するは義者に適ふ。
2 瑟を以て主を崇め讚めよ、十弦の琴を以て彼に歌へ、
3 新なる歌を彼に歌へ、聲を揃へ、歡び呼んで彼に歌へよ。
4 蓋主の言は正直にして、其悉くの行爲は眞實なり。
5 彼は公義と審判とを好み、主の慈憐は地に滿てり。天は主の言にて造られ、
6 天の全軍は其口の気にて造られたり。
7 彼は海の水を聚めしこと壘の如く、淵を庫に藏めたり。
8 全地は主を畏るべし、凡そ世界に居る者は彼の前に戰くべし。
9 蓋彼言へば則成り、命ずれば則顯れたり。
10 主は異邦人の議する所を廢し、諸民の謀る所を破り、牧伯の議する所を破る。
11 惟主の議する所は永く立ち、其心の意は世世に立つ。
12 主を以て神となす民は福なり、主の選びて己の嗣業となす族は福なり。
13 主は天より鑒みて悉くの人の子を視、
14 其坐する所の寶座より悉くの地に居る者を顧みる。
15 彼は衆人の心を造り、凡そ彼等の行ふ所を鑒察す。
16 王は大軍に依りて救はれず、勇士は大力に依りて衞られず。
17 馬は救の爲に虛し、其大力を以て援くる能はず。
18 夫れ主の目は彼を畏るる者と、彼の憐を恃む者と顧み、
19 主は彼等の靈を死より救ひ、饑饉の時に彼等を養はん。
20 我等の靈は主を恃む、彼は我が助なり、我が衞なり、
21 我が心は彼の爲に樂む、蓋我等は其聖なる名を賴めり。
22 主よ、我等爾を賴むが如く、爾の憐を我等に垂れ給へ。