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第32聖詠

第五カフィズマ
(ダワィドの詠えい) 1 義ぎ人じんよ、主しゅの爲ために喜よろこべ、讚さん榮えいするは義ぎ者しゃに適かなふ。 2 瑟しつを以もって主しゅを崇あがめ讚ほめよ、十じふ弦げんの琴きんを以もって彼かれに歌うたへ、 3 新あらたなる歌うたを彼かれに歌うたへ、聲こゑを揃そろへ、歡よろこび呼よんで彼かれに歌うたへよ。 4 蓋けだし主しゅの言ことばは正せい直ちょくにして、其その悉ことごとくの行爲しわざは眞しん實じつなり。 5 彼かれは公こう義ぎと審しん判ぱんとを好このみ、主しゅの慈じ憐れんは地ちに滿みてり。天てんは主しゅの言ことばにて造つくられ、 6 天てんの全ぜん軍ぐんは其その口くちの気きにて造つくられたり。 7 彼かれは海うみの水みづを聚あつめしこと壘とりでの如ごとく、淵ふちを庫くらに藏をさめたり。 8 全ぜん地ちは主しゅを畏おそるべし、凡およそ世せ界かいに居をる者ものは彼かれの前まへに戰をののくべし。 9 蓋けだし彼かれ言いへば則すなはち成なり、命めいずれば則すなはち顯あらはれたり。 10 主しゅは異い邦はう人じんの議ぎする所ところを廢はいし、諸しょ民みんの謀はかる所ところを破やぶり、牧ぼく伯はくの議ぎする所ところを破やぶる。 11 惟ただ主しゅの議ぎする所ところは永ながく立たち、其その心こころの意おもひは世よ世よに立たつ。 12 主しゅを以もって神かみとなす民たみは福さいはひなり、主しゅの選えらびて己おのれの嗣し業げふとなす族ぞくは福さいはひなり。 13 主しゅは天てんより鑒かんがみて悉ことごとくの人ひとの子こを視み、 14 其その坐ざする所ところの寶はう座ざより悉ことごとくの地ちに居をる者ものを顧かへりみる。 15 彼かれは衆しゅう人じんの心こころを造つくり、凡およそ彼かれ等らの行おこなふ所ところを鑒かん察さつす。 16 王わうは大たい軍ぐんに依よりて救すくはれず、勇いう士しは大たい力りょくに依よりて衞まもられず。 17 馬うまは救すくひの爲ために虛むなし、其その大たい力りょくを以もって援たすくる能あたはず。 18 夫それ主しゅの目めは彼かれを畏おそるる者ものと、彼かれの憐あはれみを恃たのむ者ものと顧かへりみ、 19 主しゅは彼かれ等らの靈たましひを死しより救すくひ、饑き饉きんの時ときに彼かれ等らを養やしなはん。 20 我われ等らの靈たましひは主しゅを恃たのむ、彼かれは我わが助たすけなり、我わが衞まもりなり、 21 我わが心こころは彼かれの爲ために樂たのしむ、蓋けだし我われ等らは其その聖せいなる名なを賴たのめり。 22 主しゅよ、我われ等ら爾なんぢを賴たのむが如ごとく、爾なんぢの憐あはれみを我われ等らに垂たれ給たまへ。