26_02

第19章 (黙示録)

1 此この後のち、我われ多おほくの民たみの呼よぶが如ごとき大おほいなる聲こゑの天てんに在あるを聞きけり、曰いはく、アリルイヤ、救きう贖しょくと、光くわう榮えいと、尊そん貴きと、權けん能のうとは、我われ等らの主しゅに歸きす。 2 蓋けだし其その審しん判ぱんは誠まことなり、義ぎなり、蓋けだし彼かれは淫いん乱らんを以もって地ちを敗はい壞くわいせし大おほいなる淫いん婦ぷを定てい罪ざいし、己おのれの諸しょ僕ぼくの血ちを其その手てより索もとめたり。 3 再ふたたび言いへり、アリルイヤ。彼かれの烟けむりは上のぼりて、無む窮きゅうの世よに息やまず。 4 又また二に十じう四しの長ちゃう老らう及および四よつの生いき物ものは俯ふ伏ふくし、寶はう座ざに坐ざする神かみを拜はいして曰いへり、アミン、アリルイヤ。 5 聲こゑ寶はう座ざより出いでて曰いへり、悉ことごとくの神かみの僕ぼく、及および彼かれを畏おそるる小せうなる者ものと大だいなる者ものよ、我われ等らの神かみを讚さん美びせよ。 6 我われ多おほくの民たみの聲こゑの如ごとく、多おほくの水みづの聲こゑの如ごとく、烈はげしき雷いかづちの聲こゑの如ごときを聞きけり、曰いはく、アリルイヤ、蓋けだし主しゅ神かみ全ぜん能のう者しゃは王わうと爲なれり。 7 我われ等らは喜よろこび樂たのしみて、光くわう榮えいを彼かれに歸きすべし、蓋けだし羔こひつじの婚こん姻いんは届いたり、其その婦よめは己おのれを備そなへたり。 8 彼かれに潔きおくして光ひかれる細布ふを衣きることは與あたへられたり、細さい布ふとは諸しょ聖せいの義ぎなり。 9 天てん使し我われに言いへり、之これを書しるせ、羔こひつじの婚こん姻いんの筵えんに召めされたる者ものは福さいはひなり、又また曰いへり、是これ神かみの眞まことの言ことばなり。 10 我われ其その足そく下かに俯ふ伏ふくして、彼かれを拜はいせんとせしに、彼かれ我われに言いへり、不ふ可かなり、我われは爾なんぢとイイススの證しょうを有たもつ爾なんぢの兄弟けいていとの同どう僚れうなり、神かみを拜はいせよ、蓋けだしイイススの證しょうは預よ言げんの神しん゜なり。 11 我われ天てんの開ひらけたるを見みたり、爰ここに白しろき馬うまあり、之これに乘のれる者ものは、忠ちゅう信しん及および眞しん實じつなる者ものと稱となへられ、義ぎを以もって審しん判ぱんを行おこなひ、及および戰たたかひを爲なすなり。 12 其その目めは火焰ほのほの如ごとく、其その首かうべには多おほくの冕かんむりを戴いただけり、彼かれは錄しるされたる名なを有もてり、彼かれの外ほか之これを識しる者ものなし。 13 彼かれは血ちに染そみたる衣ころもを衣きたり、彼かれの名なは神かみの言ことばと稱となへらる。 14 天てんの軍ぐんは皎しろくして潔きよき細さい布ふを衣き、白しろき馬うまに乘のりて、彼かれに順したがへり。 15 彼かれの口くちより利とき劔つるぎ出いづ、之これを以もって諸しょ民みんを撃うたん爲ためなり。彼かれは鐵てつの杖つゑを以もって彼かれ等らを牧ぼくせん、彼かれは神かみ全ぜん能のう者しゃの憤いきどほりと怒いかりとの酒醡さかぶねを践ふむ。 16 彼かれの衣ころもと股ももとに名なを書しるされたるあり、曰いはく、諸しょ王わうの王わう、諸しょ主しゅの主しゅと。 17 我われ一いつの天てん使しの日ひに立たてるを見みたり、彼かれは大おほいなる聲こゑを以もって、中ちゅう天てんに飛とぶ、凡およその鳥とりに呼よびて曰いへり、來きたりて、神かみの大おほいなる筵えんに集あつまれ、 18 諸しょ王わうの肉にく、千せん夫ぷ長ちゃうの肉にく、勇いう士しの肉にく、馬うまと之これに乘のる者ものとの肉にく、凡およその自じ主しゅと奴ど僕ぼくと、小せうなる者ものと大だいなる者ものとの肉にくを食くらはん爲ためなり。 19 我われ獸けものと、地ちの諸しょ王わうと、彼かれ等らの軍ぐんとが、馬うまに乘のれる者もの及および其その軍ぐんと戰たたかはん爲ために集あつまりたるを見みたり。 20 獸けもの及および彼かれと偕ともに偽ぎ預よ言げん者しゃ、卽すなはち曾かつて彼かれの前まへに奇き徴ちょうを行おこなひ、之これを以もって獸けものの印誌しるしを受うけて、其その像ざうを拜はいする者ものを惑まどはしし者ものは執とらはれたり、斯この二者ふたりは生いきながら、硫ゆ磺わうを以もって燃もゆる火ひの池いけに投とうぜられたり。 21 其その餘よの者ものは馬うまに乘のれる者ものの口くちより出いづる劔つるぎを以もって殺ころされたり、凡およその鳥とりは彼かれ等らの肉にくに飽あきたり。