26_02

第93聖詠

(ダワィドの詠えい。七しち日じつの第だい四し日じつに用もちゐる所ところ。)
1 仇あだを報むくゆる神かみよ、主しゅ、仇あだを報むくゆる神かみよ、己おのれを顯あらはし給たまへ、 2 地ちの審しん判ぱん者しゃよ、起たちて驕けう慢まんの者ものに報むくい給たまへ。 3 主しゅよ、惡あく者しゃは何いづれの時ときに至いたらんとするか、惡あく者しゃは凱かちどきを擧あぐること何いづれの時ときに至いたらんとするか。 4 彼かれ等らは輕侮あなどりの言ことばを吐はき、凡およそ不ふ法はふを行おこなふ者ものは自みづからを誇ほこる、 5 主しゅよ、彼かれ等らは爾なんぢの民たみを踐ふみ、爾なんぢの業げふを害そこなひ、 6 寡婦やもめと旅客たびびととを殺ころし、孤子みなしごを滅ほろぼして 7 謂いふ、主しゅは視みざらん、イアコフの神かみは知しらざらん。 8 不ふ智ちなる人ひと々びとよ、悟さとれ、愚ぐなる者ものよ、爾なんぢ等らは何いづれの時ときにか智ちならんとする。 9 耳みみを植うゑし者もの豈あに聞きかざらんや、目めを造つくりし者もの豈あに視みざらんや、 10 諸しょ民みんを諭さとし、人ひとの智ちを開ひらく者もの、豈あに譴せめざらんや。 11 主しゅは人ひとの思念おもひの虛むなしきを知しる。 12 主しゅよ、爾なんぢが諭さとし、爾なんぢの法はふを以もって誨をしへて、 13 艱かん難なんの日ひ、卽すなはち惡あく者しゃの爲ために阱おとしあなの掘ほり出いださるるに至いたるまで、平へい安あんを得えしむる人ひとは福さいはひなり。 14 蓋けだし主しゅは其その民たみを棄すてず、其その業げふを離はなれざらん。 15 蓋けだし審しん判ぱんは義ぎに歸きし、心こころの正ただしき者ものは皆みな之これに從したがはん。 16 誰たれか我わが爲ために起たちて惡あく者しゃを攻せめん、誰たれか我わが爲ために起たちて不ふ法はふを行おこなふ者ものを攻せめん。 17 若もし主しゅ我われを助たすけざりしならば、我わが靈たましひ速すみやかに緘默もだしの地ちに移うつり住すまひしならん。 18 我われ足あしを失うしなふと謂いひし時とき、主しゅよ、爾なんぢの憐あはれみは我われを扶たすけたり。 19 我わが心こころに我わが憂うれひの增ます時とき、爾なんぢの慰なぐさめは我わが靈たましひを悅よろこばしむ。 20 殘ざん害がい者しゃ、法はふに背せむきて暴ばう虐ぎゃくを謀はかる者ものの座ざは、豈あに爾なんぢの傍かたはらに設まうけられんや。 21 彼かれ等らは群むらがりて義ぎ人じんの靈たましひを攻せめ、辜つみなき血ちを罪つみに定さだむ。 22 然しかれども主しゅは我わが守しゅ護ごなり、我われの神かみは我わが避所かくれがの固かためなり、 23 彼かれ等らの不ふ法はふを彼かれ等らに反かへし、彼かれ等らの惡あく業げふを以もって彼かれ等らを滅ほろぼさん、主しゅ我わが神かみは彼かれ等らを滅ほろぼさん。