26_02

第75聖詠

1 伶れい長ちゃうに琴ことを弾ひきて歌うたはしむ。アサフの詠えい。歌うた。 2 神かみはイウデヤに知しられ、其その名なはイズライリに大おほいなり。 3 其その住所すまひはサリムに在あり、其その居ゐ所どころはシオンに在ありき。 4 彼かれは彼處かしこに於おいて弓ゆみの矢やと盾たてと劔つるぎと戰たたかひとを壞やぶれり。 5 爾なんぢは光くわう榮えいなり、爾なんぢの能のう力りょくは掠かすめ者びとの山やまに勝まさる。 6 心こころの剛つよき者ものは獲え物ものとなり、其その寝いぬるを以もって寝いねたり、力ちからの壮さかんなる人ひとは皆みな其その手てを尋たづねて得えざりき。 7 イアコフの神かみよ、爾なんぢの恐嚇おどしに由よりて車くるまも馬うまも眠ねむりに就つけり。 8 爾なんぢは畏おそるべし、爾なんぢが怒いかりの時とき孰たれか爾なんぢが顏かんばせの前まへに立たたん。 9 爾なんぢは天てんより審しん判ぱんを告つげしに、地ちは懼おそれて鎭しづまれり、 10 此これ神かみが審しん判ぱんの爲ために起おきて、凡およそ地ちに迫はく害がいせらるる者ものを救すくはん時ときに在あり。 11 人ひとの怒いかりも爾なんぢの光くわう榮えいに歸きせん、怒いかりの餘あまりは爾なんぢ之これを止とどめん。 12 主しゅ爾なんぢ等らの神かみに誓ちかひを作なして償つぐのへよ、凡およそ彼かれを繞めぐる人ひとは畏おそるべき者ものに禮れい物もつを獻ささぐべし。 13 彼かれは牧ぼく伯はくの気きを抑おさふ、彼かれは地ちの諸しょ王わうの爲ために畏おそるべし。