26_02

第20章 (黙示録)

1 我われ天てん使しの天てんより降くだるを見みたり、其その手てに淵ふちの鑰かぎと大おほいなる鏈くさりとを持もてり。 2 彼かれは龍りょう、昔むかしの蛇へび、卽すなはち惡あく魔ま及およびサタナなる者ものを執とらへて、之これを一いっ千せん年ねんの爲ために縛しばり、 3 之これを淵ふちに投なげ、之これを閉とぢて、其その上うへに封ふう印いんせり、一いっ千せん年ねんの終をはるに至いたるまで、復また諸しょ民みんを惑まどはさざらん爲ためなり、其その後ご彼かれは暫ざん時じの間あひだ放はなたるべし。 4 我われ列れつ座ざ及および之これに坐ざする者ものを見みたり、彼かれ等らに審しん判ぱんの權けんは與あたへられたり、我われ又またイイススの證しょう及および神かみの言ことばの爲ために斬きられたる者もの、卽すなはち獸けものと其その像ざうとを拜はいせず、己おのれの額ひたひ及および己おのれの手てに印誌しるしを受うけざりし者ものの靈たましひを見みたり。彼かれ等らは生いきて、一いっ千せん年ねんの間あひだハリストスと共ともに王わうたりき。 5 餘よの死し者しゃは一いっ千せん年ねんの終をはるに至いたるまで生いきざりき。此これ第だい一いちの復ふく活くわつなり。 6 第だい一いちの復ふく活くわつに分ぶんある者ものは福さいはひなり、聖せいなり、第だい二にの死しは彼かれ等らの上うへに權けんを有たもたず、乃すなはち彼かれ等らは神かみ及およびハリストスの司し祭さいと爲なりて、彼かれと偕ともに一いっ千せん年ねんの間あひだ王わうたらん。 7 一いっ千せん年ねんの終をはるに及およびて、サタナは、其その牢らう獄ごくより釋とかれ、出いでて、地ちの四し極きょくの諸しょ民みん、ゴグ及およびマゴグを惑まどはして、之これを戰たたかひの爲ために集あつめん。其その數かずは海うみの沙すなの如ごとし。 8 彼かれ等らは地ちの広ひろき處ところに上のぼりて、諸しょ聖せいの陣ぢん營えいと愛あいせらるる城まちとを圍かこみたるに、 9 火ひは神かみより天てんより降くだりて、彼かれ等らを囓かみたり。 10 彼かれ等らを惑まどはしし惡あく魔まは火ひと硫ゆ磺わうとの池いけに投とうぜられたり、卽すなはち獸けものと偽ぎ預よ言げん者しゃとの在ある所ところなり、彼かれに於おいて彼かれ等らは日にち夜や苦くるしみて、無む窮きゅうの世よに熄やまざらん。 11 我われ大おほいなる皎しろき寶はう座ざ、及および之これに坐ざする者ものを見みたり、天てんと地ちとは彼かれの顔かんばせより遁のがれて、其その所ところを得えざりき。 12 我われ死し者しゃの小せうなる者もの及および大だいなる者ものが神かみの前まへに立たてるを見みたり、諸しょ書しょは披ひらかれ、又また他たの書しょ、卽すなはち生命せいめいのしょ書なる者ものは披ひらかれたり、死し者しゃは此これ等らの書しょに錄しるされたることにより、其その行おこなひに循したがひて、審しん判ぱんを受うけたり。 13 海うみは其その中うちの死し者しゃを出いだし、死しと地ぢ獄ごくとは亦また其その内うちの死し者しゃを出いだせり、各おのおの其その行おこなひに循したがひて審しん判ぱんを受うけたり。 14 死しも地ぢ獄ごくも火ひの池いけに投とうぜられたり、此これ第だい二にの死しなり。 15 凡およそ生命せいめいの書しょに錄しるされざりし者ものも火ひの池いけに投とうぜられたり。