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第60聖詠

1 伶れい長ちゃうに琴ことを弾ひきて歌うたはしむ。ダワィドの詠えい。 2 神かみよ、我わが籲よぶを聽きき、我わが祈いのりを聽きき納いれ給たまへ。 3 我われの心こころの憂悶もだえを以もって地ちの極はてより爾なんぢに呼よぶ、我われを引ひきて我わが至いたる能あたはざる磐いはに升のぼせ給たまへ、 4 蓋けだし爾なんぢは我われの避所かくれがなり、爾なんぢは敵てきを防ふせぐ堅けん固ごなる戌樓やぐらなり。 5 願ねがはくは我われ永ながく爾なんぢの住所すまひに居をり、爾なんぢが翼つばさの蔭かげに安やすんぜん、 6 蓋けだし神かみよ、爾なんぢは我わが誓ちかひを聞ききて、我われに爾なんぢの名なを懼おそるる者ものの嗣し業げふを賜たまへり。 7 祈いのる、王わうの日ひに日ひを加くはへ、其その年としを代よ々よに延のべよ、 8 願ねがはくは彼かれ永ながく神かみの前まへに居をらん、慈じ憐れんと眞しん實じつとに戒いましめて彼かれを護まもらしめ給たまへ。 9 然しかからば我われ日ひ日び我わが誓ちかひを償つぐのひて、世よ世よ爾なんぢの名なに歌うたはん。