26_03

第1章 (ガラチヤ書)

使徒聖パウロ ガラチヤ人に贈りし書簡

冒頭。

1 ひとよりにあらず、ひとによるにもあらず、イエズス、キリストと、これしゃうちよりふくくわつせしめたまひしちちにてましまかみとによりて使たるパウロ、 2 ならびわれともきゃうだい一同いちどう、ガラチアのしょけうくわいに[しょかんおくる]。 3 ねがはくはちちにてましまかみおよわがしゅイエズス、キリストより、おんちょうへいあんとをなんぢたまはらんことを。 4 このキリストはすなはわがちちにてましまかみおぼしめしによりて、われこのあしよりすくひさんとて、われつみためおのれささたまひしものなれば、 5 これ世々よよくわうえいあれかし、アメン。
6 われなんぢがキリストのおんちょうもっおのれたまひしものとほざかりて、かくすみやかことなる福音ふくいんうつれるをあやしむ。 7 これことなる福音ふくいんあるにあらず、ただある人々ひとびとなんぢみだして、キリストの福音ふくいんひるがへさんとするなり。 8 れどわれにまれ、てんよりの使つかひにまれ、われなんぢべしところはんして福音ふくいんぶるならば、のろはれよかし。 9 われさきひしがいままたかさねてふ、なんぢけしところはんして福音ふくいんぶるものあらばのろはれよかし。 10 けだしいまわれひとこころんとするか、はたかみこころんとするか、ひとこころかなはんとつとむるか、われなほひとこころかなはばキリストのしもべあらざるべし。

第一編 パウロ自己に就きての辯駁。
 第一項 パウロの使徒たる事と其敎とは神より出づ。

11 けだしきゃうだいたちよ、なんぢつげらせん、べし福音ふくいんひとによれるものにあらず、 12 すなはわれひとよりこれこれまなびたるにあらず、イエズス、キリストのもくによれるなり。 13 けだしユデアけうおけさきわがぎゃうじゃう如何いかんは、なんぢきしところなり。すなはわれかみけうくわいはなはだだしくはくがいしてこれあらし、 14 わがぞくちゅうなるどうねんぱい人々ひとびとまさりてユデアけうすすみ、わがせんつたへため一層ひとしほねつうちしてふんぱつたりしなり。
15 しかるにははたいないよりえらみて、そのおんちょうもっわれたまへるものは、 16 われをしてその福音ふくいんはうじんうちべしめんとて、おんわがこころあらははしたまふことのこころかなひしかば、そのときわれただちけつにくはからず、 17 またエルザレムすなはわがせんぱいなる使たちもとにもかず、アラビアにいたり、またダマスコにかへれり。 18 て三ねんてペトロをはうもんせんとてエルザレムにいたり、十五にちあひだかれいへとどまりしも、 19 使たちには、しゅきゃうだいヤコボのほかたれにもはざりき。 20 なんぢかきおくことかみまへにていつはりなし。 21 そののちわれシリアおよびシリシアはういたりしが、 22 キリストにるユデアのしょけうくわいわがかほらず、 23 ただかつわれはくがいしつつありしひといまおのさきほろぼさんとしたりししんかうのべつたへふとき、 24 われきてくわうえいかみたてまつりつつありき。