26_02

第22章 (マテオ聖福音書)

1 イエズスこたへて、またたとへもっかたのたまひけるは、 2 てんこくあたかもそのためこんえんひらけるわうごとし。 3 かれこんえんまねきたる人々ひとびとばんとて、しもべつかはしたるに、かれあへきたらざれば、 4 またほかしもべつかはすとてひけるは、まねきたる人々ひとびとげて、われすできゃうえんじゅんせり、わがうしこえたるけものと、ほふられてことごとそなはれり、こんえんのぞまれよ、とへ、と。 5 しかれどもかれこれかへりみず、一人ひとりおのさくに、一人ひとりおのしゃうばいき、 6 そのしもべとらいたはづかしめてころししかば、 7 わうこれきていかり、ぐんぜいつかはしてかの殺人ひとごろしどもほろぼし、そのまちやきはらへり。 8 ときわうそのしもべひけるは、こんえんすでそなはりたれども、まねかれし人々ひとびとは[きゃくとなるに]へざりしゆゑ 9 ちまたきてすべひとこんえんまねけ、と。 10 しもべみちでて、ひときもあしきもことごとあつめしかば、きゃくこんえん滿ちたり。 11 わうきゃくんとていりきたり、一人ひとり婚禮こんれいふくけざるものあるをこれむかひ、 12 ともよ、如何いかん婚禮こんれいふくけずして、此處ここりしや、とひけるに、かれもくぜんたりき。 13 わうつひきふひけるは、かれあししばりてこれそとやみなげだせ、其處そこには痛哭なげき切齒はがみとあらん、と。 14 それされたるひとおほけれども、えらまるるひとすくなし、と。
15 このときファリザイじんでて、イエズスのことばじりとらへんとあひはかり、 16 おの弟子でしをヘロデのたうともつかはして、はせけるは、よ、なんぢしんじつにして、しんによりてかみみちをしへ、かつひとひいせざるをもったれにもはばからざるは、われれるところなり。 17 ればセザルにみつぎをさむるはよきいなや、おもところわれげよ、と。 18 イエズスかれ狡猾かうかつりてのたまひけるは、ぜんしゃよ、なんわれこころむる。 19 みつぎかねわれせよ、と。かれデナリオをさしだしたるに、 20 イエズスのたまひけるは、このざうめいとはたれのなるか、と。 21 かれセザルのなりとふ。ときにイエズスのたまひけるは、しからばセザルのものはセザルにし、かみものかみかへせ、と。 22 かれきてかんたんし、イエズスをはなれてれり。
23 ふくくわつなしとしゅちゃうせるサドカイじんこのイエズスにちかづき、ひて、 24 ひけるは、よ、モイゼいはく、「ひともしなくしてなば、そのきゃうだいかれつまめとりて、きゃうだいためぐべし」と、 25 しかるにわれうちにんきゃうだいありしに、あにつまめとりてし、なかりしかば、そのつまをとうとのこししが、 26 そのだいだい三よりだい七までおなやうにして、 27 さいをんなまたせり。 28 れば復活よみがへりときあたりて、このをんなは七にんうちたれつまたるべきか、みなかれめとりたればなり。 29 イエズスこたへてのたまひけるは、なんぢ聖書せいしょをもかみちからをもらずしてあやまれり。 30 復活よみがへりときひとめとらずとつがず、てんおけかみ使つかひたちごとくならん。 31 にん復活よみがへりきては、なんぢかみよりはれしところまざりしか。 32 すなはちなんぢのたまはく、「われはアブラハムのかみ、イザアクのかみ、ヤコブのかみなり」と。しゃかみにはあらず、せいしゃの[かみ]にてまします、と。 33 ぐんしゅうこれきて、そのをしへかんたんせり。
34 てファリザイじん、イエズスがサドカイじんへいこうせしめたまひしをきてあひあつまりしが、 35 なか一人ひとり律法りっぱうがくイエズスをこころみてひけるは、 36 律法りっぱうおいおほいなるおきていづれぞや。 37 イエズスのたまひけるは、「なんぢこころつくし、れいつくし、つくしてなんぢかみにてましましゅあいすべし」、 38 これもっともおほいなるだい一のおきてなり。 39 だい二もまたこれたり、「なんぢちかものおのれごとあいすべし」。 40 すべての律法りっぱうげんしゃとはこのふたつおきてるなり。
41 ファリザイじんあつまれるに、イエズスひて、 42 のたまひけるは、なんぢキリストにきて如何いかおもふぞ、たれなるか、と。かれ、ダヴィドのなり、とひければ、 43 イエズスのたまひけるは、しからばダヴィド[せい]れいによりてかれしゅとなふるは如何いかん 44 いはく「しゅわがしゅのたまへらく、われなんぢてきなんぢあしだいすまで、わがみぎせよ」と、 45 しかればダヴィドかれしゅとなふるに、かれいかでかそのならんや、と。 46 みなたれごんもイエズスにこたふることあたはず、このよりまたあへものなかりき。