26_02

第16章 (マテオ聖福音書)

1 ファリザイじんとサドカイじんと、イエズスをこころみんとてちかづき、てんよりのしるししめされんことひしかば、 2 こたへてのたまひけるは、なんぢゆふぐれには、そらあかければ、せいてんならんとひ、 3 あさには、そらくもりてあかあれば、暴風あらしあらんとふ。 4 ればそらしきくることりて、ときしるしことざるか。 かんあくなるげんだいしるしもとむれども、げんしゃヨナのしるしほかにはしるしあたへられじ、と。 つひかれはなれてたまへり。
5 弟子でしたちうみ彼方かなたいたりしに、ぱんたづさふることを忘れたり。 6 イエズスかれむかひ、つつしみてファリザイじんサドカイじんぱんだねようじんせよ、とのたまひしかば、 7 かれあんひて、われぱんたづさへざりしゆゑならん、とへるを、 8 イエズスさとりてのたまひけるは、しんかううすものよ、なんぱんたぬことあんへる。 9 いまださとらざるか、いつつぱんせんにんわかちて、なほいくかごひろひ、 10 またななつぱんせんにんわかちて、なほいくかごひろひしをおくせざるか。 11 ファリザイじんサドカイじんぱんだねようじんせよ、となんぢひしは、ぱんことあらざるものを、なんさとらざる、と。 12 ここおいかれ、イエズスのようじんすべしとのたまひしはぱんだねあらずして、ファリザイじんサドカイじんをしへなることさとれり。

  第四款 ガリレアに於るイエズス布敎の盛時。

13 イエズス フィリッポのカイザリアはういたり、弟子でしたちひて、人々ひとびとひとたれなりとふか、とのたまひしかば、 14 かれひけるは、あるひとせんしゃヨハネなりとひ、あるひとはエリアなりとひ、あるひとはエレミアもしくはげんしゃ一人ひとりなり[とふ]、と。 15 イエズスかれのたまひけるは、しかるになんぢわれたれなりとふか、 16 シモン ペトロこたへて、なんぢけるかみのキリストなり、とひしに、 17 イエズスこたへてのたまひけるは、なんぢさいはひなり、ヨナのシモン、これなんぢしめしたるはけつにくあらずして、てんましまわがちちなればなり。 18 われまたなんぢぐ、なんぢペトロなり、われこのいはうへわがけうくわいてん、かくごくもんこれたざるべし。 19 われなほてんこくかぎなんぢあたへん、すべなんぢじゃうにてつながんところは、てんにてもつながるべし、またすべなんぢじゃうにてかんところは、てんにてもかるべし。 20 がイエズス、キリストたることたれにもかたることなかれ、と弟子でしたちいましたまへり。
21 このときよりイエズス、おのれのエルザレムにきて、ちゃうらう 律法りっぱうがく さいちゃうよりおほくのくるしけ、しかしてころされ、しかして三日みっかふくくわつすべきことを、弟子でしたちしめはじたまひしかば、 22 ペトロ イエズスをよび退けて、いさでてひけるは、しゅよ、しからざるべし、このことおんみのうへるまじ、と。 23 イエズスかへりみてペトロにのたまひけるは、サタンよ退しりぞけ、なんぢわれつまづかせんとす、なんぢあぢはへるは、かみことあらずしてひとことなればなり、と。 24 ときにイエズス弟子でしたちのたまひけるは、ひともしわがあときてきたらんとほっせば、おのれて、おのじふりてわれしたがふべし、 25 おの生命せいめいすくはんとほっするひとこれうしなひ、わがため生命せいめいうしなひとこれべければなり。 26 ひとぜんかいまうくとも、もしその生命せいめいうしなはばなんえきかあらん、またひとなにものもってかそのたましひへん。 27 けだしひとは、そのちちくわうえいうちに、その使つかひたちともきたらん、そのときひとごとそのおこなひしたがひてむくゆべし。 28 われまことなんぢぐ、ここてるものうちひとそのくにもっきたるをるまでなざるものすうにんあり、と。