26_03

第6章 (コリント後書)

1 我われ等らは[キリストの]助じょ手しゅとして、汝なんぢ等らが神かみの恩おん寵ちょうを徒いたづらに受うけざらん事ことを勸すすむ、 2 蓋けだし曰のたまはく、「我われ宜よき時ときに汝なんぢの願ねがひを聽きき救すくひの日ひに汝なんぢを助たすけたり」と。今いまこそは宜よき時ときなれ、今いまこそは救すくひの日ひなれ。 3 我われ等ら聖せい役えきを譏そしられざらん爲ために誰たれの意こころをも損そこなはず、 4 却かへって萬ばん事じに於おいて己おのれを神かみの役えき者しゃとして顕あらはす。即すなはち大おほいなる堪かん忍にんを以もって、患くわん難なんにも、困こん窮きゅうにも、苦く惱なうにも、 5 負ふ傷しゃうするも、監かん獄ごくに在あるも、騒さう亂らんにも、勞らう働どうにも、徹夜よにも、斷だん食じきにも。 6 貞てい潔けつと學がく識しきと、耐たい忍にんと温をん良りゃうと、聖せい靈れい[の好かう果くわ]と僞いつはりなき愛あいと、 7 眞しん理りの言ことばと神かみの御おん力ちからと、左さ右いうに持もとる義ぎの武ぶ器きとを以もって、 8 又また尊そん榮えいと恥ち辱じょく、惡あく評ひゃうと好かう評ひゃうとを以もって、人ひとを惑まどはす者ものの如ごとくにして而しかも眞しん實じつに、知しられざるが如ごとくにして而しかも人ひとに知しられ、 9 死しするに似にて而しかも活いくる事こと斯かくの如ごとく、懲こらさるるに似にて而しかも殺ころされず、 10 憂うれふるが如ごとくなるも常つねに喜よろこび、乏ばふとぼしきが如ごとくなるも多おほくの人ひとを富とましめ、有いうする所ところなきが如ごとくにして一切いっさいを有いうし、[以もって神かみの役えき者しゃとして己おのれを顕あらはすなり]。
11 嗚呼ああコリント人じんよ、我われ等らの口くちは汝なんぢ等らに開ひらき、我われ等らの心こころは廣ひろくなれり、 12 汝なんぢ等らが我われ等らの中うちに狹せばめらるるには非あらず、汝なんぢ等らの腸はらわたこそ狹せばきなれ。 13 我われわが子こに謂いふが如ごとくに語かたらん、我われに等らしく報むくいん爲ために汝なんぢ等らも開ひらかれよ。
14 汝なんぢ等ら不ふ信しん者じゃと軛くびきを同おなじうする事こと勿なかれ、蓋けだし義ぎと不ふ義ぎと何なんの與あづかる所ところかあらん、光ひかりと暗やみと何なんの與あづかする所ところかあらん、 15 キリストとベリアルと何なんの約やくする所ところかあらん、信しん者じゃと不ふ信しん者じゃと何なんの關かかはる所ところかあらん、 16 神しん殿でんと偶ぐう像ざうと何なんの一いっ致ちする所ところかあらん、神かみの曰いへる如ごとく、汝なんぢ等らは活いける神かみの[神しん]殿でんなり、曰いはく、「我われ彼かれ等らの中うちに住すみ、彼かれ等らの間あひだに歩あゆまんとす、而しかして我われ彼かれ等らの神かみとなり、彼かれ等ら我わが民たみとなるべし」、 17 又また、「主しゅ曰のたまはく、然されば汝なんぢ等ら彼かれ等らの中うちより出いでて之これを離はなれよ、不ふ潔けつなるものに觸ふるる事こと勿なかれ、 18 斯かくて我われ汝なんぢ等らを承うけて汝なんぢ等らの父ちちとなり、汝なんぢ等らわが子こ女をんなとならん、と全ぜん能のうの神かみ曰いへり」と。