26_02

第2章 (コロサイ書)

1 我われ爾なんぢ等らの爲ため、ラヲディキヤとイエラポリとに居をる者ものの爲ため、及および凡およそ肉にく體たいに於おいて未いまだ我わが面おもてを覿みざりし者ものの爲ために、如何いかに心しん勞らうするかを、爾なんぢ等らが知しらんことを欲ほっす。 2 願ねがはくは彼かれ等らの心こころは愛あいに和わ合がふせられて、完くわん全ぜんなる穎悟さとりの富とみを得え、神かみ父ちち及およびハリストスの奥あう義ぎを知しりて、慰なぐさめを受うけん事ことを、 3 智ち慧ゑと知ち識しきとの一切いっさいの寶たからは、ハリストスの中うちに隱かくるるなり。 4 我われが此これを言いふは、人ひとが巧たくみなる言ことばを以もって、爾なんぢ等らを惑まどはさざらん爲ためなり。 5 蓋けだし我われ身みは偕ともに居をらずと雖いえども、神しん゜は爾なんぢ等らと偕ともに居をりて喜よろこび、爾なんぢ等らの秩ちつ序じょ、及および爾なんぢ等らがハリストスに於おける信しんの堅かたきを見みるなり。 6 故ゆゑに爾なんぢ等らが主しゅハリストス イイススを受うけし如ごとく、彼かれに在ありて行おこなへ、 7 彼かれの中うちに根ねを深ふかくし、堅かたく建たてられ、爾なんぢ等らが敎をしへられし如ごとく信しんに堅けん固ごになり、之これに增ますます長ちゃうじて、感かん謝しゃせよ。 8 兄弟けいていよ、愼つつしめ、人ひとが、ハリストスに循したがはずして、人ひとの遺ゐ傳でんに循したがひ、世よの元げん行ぎゃうに循したがふ理り學がくと空くう術じゅつとを以もって、爾なんぢ等らを惑まどはさざらん爲ためなり。 9 蓋けだし神しん性せいの充じゅう滿まんは悉ことごとく實じつ體たいを以もってハリストスに居をるなり。 10 爾なんぢ等らも彼かれ、卽すなはち凡およその首しゅ領りゃう權けん柄ぺいの首かしらたる者ものに在ありて、充じゅう滿まんせられたり。 11 彼かれに在ありて、爾なんぢ等らは亦また手てを以もってせざる割かつ禮れいを受うけたり、卽すなはち肉にく身しんの罪つみの體たいを脫ぬぐ所ところのハリストスの割かつ禮れいなり。 12 洗せん禮れいを以もって、爾なんぢ等らは彼かれと偕ともに葬はうむられて、亦また彼かれを死しより復ふく活くわつせしめし神かみの力ちからを信しんずるを以もって、彼かれと偕ともに復ふく活くわつせり。 13 爾なんぢ等ら曾かつて諸しょ罪ざいと身みに割かつ禮れいなきとに因よりて死しせし者ものを、神かみは彼かれと偕ともに生いかして、我われ等らに悉ことごとくの罪つみを赦ゆるし、 14 我われ等らに対たいする禮れい儀ぎの券かきつけ、我われ等らを攻せむる者ものを抹けし、彼かれは之これを中ちゅう間かんより取とりて、十じふ字じ架かに釘ていせり。 15 首しゅ領りゃう權けん柄ぺいより力ちからを奪うばひて、彼かれは顯あらはに之これを辱はづかしめ、十じふ字じ架かを以もって彼かれ等らに勝かてり。 16 是これを以もって食物くひもの、或あるひは飮物のみもの、或あるひは節せつ期き、或あるひは新しん月げつ、或あるひは安息日スボタの故ゆゑに緣よりて、人ひと爾なんぢ等らを議ぎす可べからず、 17 此これ皆みな將しゃう來らいの者ものの影かげにして、實じつ體たいはハリストスに在あり。 18 何なん人ぴとも任にん意いの謙遜へりくだりと、天てん使し等らに奉ほう事じすることとを以もって、爾なんぢ等らを欺あざむくべからず、彼かれ等らは未いまだ見みざる事ことを窺うかがひ、己おのれの肉にくの智ち慧ゑを以もって妄みだりに誇ほこり 19 首かしらに倚よらず、蓋けだし全ぜん體たいは首かしらより、諸もろもろの節ふしと維すぢとに由よりて、相あひ助たすけ相あひ繋つながりて、神かみの生せい長ちゃうを以もって長ちゃうずるなり。 20 故ゆゑに爾なんぢ等ら、若もしハリストスと偕ともに、世よの元げん行ぎゃうの爲ために死しせしならば、何なんぞ世よに居をる者ものの如ごとく禮れい儀ぎに遵したがふ、 21 卽すなはち觸ふるる毋なかれ、嘗なむる毋なかれ、捫さはる毋なかれと、 22 此これ等ら皆みな用もちゐるに因よりて朽くつ、是これ人ひとの誡いましめと敎をしへとに遵したがふなり、 23 此これ唯ただ智ち慧ゑの外ぐわい表へうにして任にん意いの奉ほう事じと謙遜へりくだりと、身みを惜をししまざること、及および肉にく體たいを養やしなふを重おもんぜざるにあり。