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第15章 (ヨハネ聖福音書)

  第三款 グッセマニに往く途中の談話。

1 われしんだうのきにして、わがちちさいばいしゃなり、 2 われえだむすばざるものは、ちちことごとこれきりり、むすものは、なほおほむすばしめんために、ことごとこれきりかしたまふべし。 3 なんぢかたりたることばりてなんぢすできよきなり。 4 われとどまれ、われまたなんぢとどまるべし。えだだうのきとどまるにあらずばみづかむすぶことあたはざるごとく、なんぢわれとどまるにあらずばあたはじ。 5 われだうのきにしてなんぢえだなり、われとどまこれとどまひとこれおほくのむすものなり、けだしわれはなれては、なんぢなにごとをもあたはず。 6 ひともしわれとどまらずばえだごとてられてれ、ひろはれ、なげれられてけん。 7 なんぢもしわれとどまり、わがことばなんぢとどまらば、ほっするところねがはんにかなへらるべし。 8 わがちちりてもっくわうえいたまふは、なんぢおびただしきむすびてわが弟子でしらんことこれなり。 9 ちちわれあいたまごとく、われまたなんぢあいせり、なんぢわがあいとどまれ。 10 もしわがめいまもらばなんぢわがあいとどまことわれわがちちめいまもりてそのあいとどまるがごとくなるべし。 11 これことなんぢかたれるは、わがよろこびなんぢうちりて、なんぢよろこびまったうせられんためなり。
12 なんぢあひあいすること、なんぢあいせしがごとくせよ、これわがめいなり。 13 たれそのともため生命せいめいつるよりおほいなるあいてるものはあらず。 14 なんぢもしめいずるところおこなはばこれわがともなり。 15 われはやなんぢしもべばじ、しもべそのしゅところらざればなり。われなんぢともべり、これすべわがちちよりきしことことごとなんぢらせたればなり。 16 なんぢわれえらみたるにあらず、われこそなんぢえらみててたるなれ、これなんぢきてむすそのながそんして、わがによりてちちなにごとねがふも、ちちなんぢこれたまはんためなり。 17 なんぢめいずるは、なんぢあひあいせんためなり。 18 もしなんぢ憎にくまば、なんぢよりさきわれ憎にくめりとれ。 19 なんぢのものなりしならば、おのがものとしてあいせしならん、れども、のものにあらずして、よりえらみいだせるなんぢなれば、なんぢ憎にくむなり。 20 しもべそのしゅよりおほいならず、とかつなんぢかたりしをおくせよ、ひとわれはくがいしたれば、またなんぢをもはくがいせん、わがことばまもりたれば、またなんぢことばをもまもらん、 21 しかれどもこのすべてのことは、かれわがためこれなんぢさん、これわれつかはしたまひしものらざるゆゑなり。 22 もしきたりてかれぐることなかりせば、かれつみなかりしならん。れどいまそのつみかこくるにところなし。 23 われ憎にくひとわがちちをも憎にくむなり、 24 もしわれかれうちりて、なにぴとかつさざりしわざおこなはざりせば、かれつみなかりしならん。れどいまあらはこれまへしかわれわがちちとを憎にくみたるなり。 25 ただこれかれ律法りっぱうかきしるして「かれいはれなくわれ憎にくめり」とあることばじゃうじゅせんためなり。 26 かくちちもとよりつかはさんとするべんしゃすなはちちよりづるしんれいきたらば、われきてしょうめいたまはん、 27 なんぢはじめよりわれともなへるにりてまたしょうめいさん。