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第74聖詠

1 伶れい長ちゃうに歌うたはしむ。滅ほろぼす毋なかれ。アサフの詠えい。歌うた。 2 神かみよ、我われ等ら爾なんぢを讚さん榮えいし、爾なんぢを讚さん榮えいす、蓋けだし爾なんぢの名なは近ちかし、爾なんぢの奇き迹せきは之これを示しめす。 3 我われ時ときを擇えらびて、義ぎを以もって審しん判ぱんを行おこなはん。 4 地ちと此これに居をる者ものと皆みな撼うごく、我われ其その柱はしらを堅けん固ごにせん。 5 我われ無む智ちの者ものに謂いふ、無む智ちを行おこなふ毋なかれ、惡あく者しゃに謂いふ、角つのを擧あぐる毋なかれ、 6 高たかく爾なんぢの角つのを擧あぐる毋なかれ、頑かたくなに神かみの事ことを言いふ毋なかれ、 7 蓋けだし高たかくするは東ひがしに由よるに非あらず、西にしに由よるに非あらず、曠くわう野やに由よるに非あらず、 8 乃すなはち神かみは審しん判ぱん者しゃにして、彼かれを卑ひくくし、此これを升のぼす。 9 蓋けだし爵さかづきは主しゅの手てに在あり、混まじりある酒さけは其その内うちに沸わき、彼かれは之これより酌くむ、地ちの悉ことごとくの惡あく者しゃは其その滓かすをも榨しぼりて之これを飮のまん。 10 唯ただ我われ永ながく傳つたへて、イアコフの神かみを歌うたひ頌ほめん、 11 惡あく者しゃの角つのは我われ悉ことごとく之これを折をらん、義ぎ者しゃの角つのは擧あげられん