第二十カフィズマ
ダワィドの詠。(ゴリアフに敵す)
1 崇め讚めらるる哉、主、我が防固、我が手に戰鬭を教へ、我が指に攻撃を誨ふる者、
2 我が憐、我が守護、我が避所、我が救、我が盾なる者や、我彼を恃む、彼我が民を我に順はしむ。
3 主よ、人は何物たる、爾之を知るか、人の子は何物たる、爾之を顧みるか、
4 人は吹嘘の如く、其日は移る影の如し。
5 主よ、爾の天を傾けて降れ、山に觸れよ、然せば煙起たん、
6 電を閃かして彼等を散らし、爾の箭を發ちて彼等を亂し給へ。
7 高處より爾の手を伸べて我を脫し、多くの水より、異族の諸子の手より我を救ひ給へ、
8 彼等の口は虛しきことを言ふ、其右の手は詐の右の手なり。
9 神よ、我新なる歌を爾に歌ひ、十弦の琴を以て爾、
10 諸王に救を賜ひ、爾の僕ダワィドを殘害の劔より脫れしむる者に歌はん。
11 我を異族の諸子の手より脫して、我を救ひ給へ、彼等の口は虛しきことを言ふ、其右の手は詐の右の手なり、
12 願はくは我等の男子は穉き時に成長する植物の如く、我等の女子は、巧に刻みたる宮殿の柱の如くならん。
13 願はくは我等の倉は充ちて、各種の穀物に豐ならん、願はくは我等の羊は千萬我等の牧場に産し、
14 我等の牛は肥えん、願はくは我等の衢に掠なく、損失なく、歎息の聲なからん。
15 此くの如き民は福なり。主を其神となす民は福なり。